2. 文化祭

②普段授業で出せない才能

2016年04月22日 20時06分

こういった行事で、授業内容では触れにくい生徒の秘めた才能が見えるようになるものです。
学校教育は授業内容ももちろん大切で、学歴を築くなどに大いに役立つものではあります。
ですが、創作についてはほとんど触れられないというのが現状、
学校の授業に添った部分しかみえないとなると生徒が本当に得意としているものが見えにくいのです。
本当はこういうことが得意なのに、それが教育者側から見えないとなるといざ進路を考えるときにも、
相談の上本人のやりたい事等を汲み取りにくいです。

しかし、文化祭は授業内容から大きく外れたことを、しかも内容は学校行事よりも
実社会において多く含まれる内容を、校内でやるものとなります。

普段勉強が苦手な生徒でも、このような場所で大きく活躍して
普段の勉強風景からは想像もつかないような大きな働きをしてくれる場合もあります。
この才能を花開かせる材料としても、チームTシャツは役立つものです。

Tシャツのデザイン一つ、簡単なようには思いますが授業内容では
ほぼといっても過言ではないくらいに触れない部分ではないでしょうか。

家庭科実習を授業で選択しているとしても、簡単な裁縫等をする程度におさまりやすいです。
また美術を選択していたとしてもこのような実際に着用する衣料品に対して
デザインを施すわけではなく、紙に平面的に描く程度に収まります。

チームTシャツとなると着用を前提として、それもクラス全員が着たいと思うようなデザインが採用されます。
普段の勉強はもちろん、家庭科でも美術でもできないような貴重な体験ができるものと言えるでしょう。
普段学校授業でやっていることと、全く異なることをするのも文化祭の魅力です。

だからこそ、生徒の隠れた才能を引き出すチャンスとも言えるのではないでしょうか。
また文化祭で行うような催しは、実社会の予行練習と言えることも多く存在します。
飲食店をするとなると、余計に実社会の予行のような形になると言えるでしょう。

もちろん実社会は甘くはありませんが、学生のうちに許される範囲の自由さで行えるのが文化祭。
普段とは違う制服で臨み、新たな一面を確かめ合うことが出来るでしょう。